いきなり逆説的なタイトル(しかも字余り)を付けてしまった。異論反論覚悟してます。
電車内で携帯電話の通話はご法度。現代の一般的ルールだ。「車内ではマナーモードにして通話はしない。優先席付近では電源を切る。」最近ではどの鉄道会社でもほぼ統一されている。優先席付近での電源OFFは医療機器への悪影響を考慮すれば、最低線ではあるが合理的な考えだと思う。 しかしながら、実はアーリー、以前から疑問に思っているのだ。果たして電車内での通話自体は本当に迷惑なのだろうか? まずは迷惑だとされる理由を考えてみたい。 1.着信音がうるさい。 これはマナーモードにすることで回避可能。 2.話し声が大きい。 最大の理由がこれだろう。だが、これは携帯電話でなくとも起こりうる事態だ。大声でがなりちらす深夜の酔客。キャピキャピと奇声を発する中高生集団。ゲハゲハとけたたましく笑いあうオバサマ連中。それに、元々やたらと地声のでかい人だっている。 3.そこに存在しない相手と会話している様子が無気味だ。 これは例えば、一方がやたらに地声がでかく、一方が蚊の鳴くような声の二人組みならどうだろう。少し離れた場所にいる人からしてみれば同様の現象に感じるはずだ。 4.身振り手振りが大きく滑稽(あるいは邪魔)である。 これは言うまでもなく、携帯電話に限ったことではない。 こう考えてくると、問題なのは携帯電話で通話することではなく、車内で大声で話したりオーバーなアクションをすることだとわかる。携帯電話が悪いわけではない。 事実、観察してみると、携帯電話を使用していても、実につつましく小さな声で話している紳士・淑女もいる。むしろ、普通に会話をしている我々の声の方が車内に大きく響いているくらいだ。つまり、携帯電話を使用しても、普通に会話するボリュームと同じかそれ以下の小声で話しさえすれば決して迷惑とは言えないのではないか。 携帯電話が悪者にされるのは、通話するとき、声が大きくなる傾向になる人が多いという事実があるからではないかと思う。これはどうして起こるのか?大きく2つあると思う。 1.相手の声が聞き取りにくいために、意識せずとも自分の声のボリュームが上がってしまう。 我々は、先方の声が小さいと自分の声も伝わらないと錯覚し、大きな声を出す傾向にあるようだ。 2.マイク部が高性能になっているにも関わらず、昔の感覚で大声を出している。 TV放送で、場慣れしていないコメンテーターなどが、テーブルに置かれたマイクに不必要に口を近づけてしゃべるのと似ている。 いくつかの機種を試用してみた。雑踏の中では受話音量が十分でない機種があった。これでは1の理由で声が大きくなってしまっても仕方がないように思う。マイク部については、こちらが雑踏の中にいても、送話口を手で少し覆ってやれば十分相手方には通じていることもわかった。 これらをふまえて、以下は携帯電話メーカーに対する改良要望。 1.受話音量はできるだけ大きくできるように調整の幅を持たせること。 2.送話口のマイクの性能をアップし、小さな声でも十分拾うようにすること 3.自分の声を受話口にフィードバックし、自分の声も聞き取りやすくすること 4.そして正しい携帯電話の作法を、あのアジのある”JTのイラスト広告”ばりに吊り広告で打ち出すこと とはいえ一番大切なのは、やはり我々携帯電話を使用する全員が、極力通常のボリュームで会話するように心がけることだろう。そうして平和が訪れるような気がするのだが。 さて、みなさんのご意見はいかがでしょうか?
by arly1970
| 2004-08-30 18:42
| オピニオン
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