琴の調べを聴いた夜

 ようやく普通の日記書けます。難解(?)な詩ともつかない散漫な文章に4日間お付き合いくださった皆様すみませんでした&ありがとうございました。予想外にアクセス数減らずビックリしてます。
 さて、本日は予期せぬ仕事上の大トラブル発生で、朝からてんやわんや。前々から訪れると約束していた今晩の演奏会のことも気にしつつ、事態の収束に向けて東奔西走。気がつけばお昼ゴハンさえすっかり忘れていました。それでも気を取り直しつつ、オヤツ時くらいの時間にオニギリ食す。時間は刻々と過ぎて・・・事態はまだまだ収束しないけれど、今日のところ尽くせる手は全て尽くした。うー、実はそれ以外にも気がかりなことがいくつかあるし、気持ちは苛立って頭の中真っ白になったり、いっぱいいっぱい。

b0007815_0191165.jpg でも、こんなときこそ音楽を・・・と思って残務を振り切り、東横線都立大駅近くの目黒パーシモンホールへ足を運びました。mixiのお友達reiさんが出演するということでお誘いいただいていた筝(琴)を中心とした邦楽の演奏会。日頃馴染みのないジャンルなので結構楽しみにしていたのです。
 実際、琴の生演奏は初めて聴くに等しいのですが、予想以上に楽しめました。琴にも色々な種類があるのですね。二十一絃と呼ばれる琴は、うろ覚えで知っている琴よりずっとビッグサイズで低音域まで出るようでした。開演前、ステージに並んだ琴を見て、奏者達がしずしずと和装で出てくることを思い描いていたところ、洋装だったのは予想外(これって固定観念かしら)。とっても新鮮なイメージでした。うー。撮影禁止なのが悲しい。いつもだったらしれっとして撮っちゃう僕だけれど、さすがにそれが出来なさそうな雰囲気なのでした。

 「松の協奏曲」─三種類(?)の琴7名と三味線、尺八による合奏。深い樹海から、差し込んでくる木漏れ日を仰ぎ見ているような心持ちに・・・。何色もの光が束なって白く飽和するようなイメージでとっても心地よかった。右手で弦を軽く叩くような奏法があるんですね。微妙な表現力を感じました。二十一絃がリードするフレーズを、やまびこのように後追いする場面も印象的。
 「トントルナリ」─11人の琴による合奏。一体合計すると何弦あるんでしょうか(笑)。とにかく弦の響きが豪華で贅沢で、音の広がりたるや素晴らしいもの。雅やかであでやか。導入部の低音は二十一絃か。それにオクターブ上(だったかな?)のユニゾンで被っていく箇所でreiさん単独の音色聴こえました。途中、全員でHonky-tonkピアノみたいに調子っぱずれになる箇所も楽しかった。それから、中盤ではなんと11人の奏者達全員が琴を奏でながら一斉に歌い出したのです。予期せず聴けた歌声―”トントルナリ”のリフレイン―とってもカワイイ。白いドレス、スポットに映えて眩しくて素敵でした。
 reiさんの出演はここまでだったので帰ろうかなとも思ったのですが、せっかくなので聴いていくことにしました。後半は、おそらく初めて聴く人を飽きさせないようにとの配慮だと思うのですが、わりあいとっつきやすい曲構成になっていました。あ、おなじみの証城寺のノリのいいアレンジも愉快でしたが、まるでほこりを払うようなアクションで、右手につけた爪で弦をこする奏法もあるのですね。往復ビンタのようにも見えてなんとなくオモシロかった(笑)。あと、個人的に関心があったのは「打楽器」。・・・でもコレ書き出すと止まりそうにないので今宵はここらでやめておきます。

 いずれにしても、優雅な音色が広がる空間に身を委ね、知らず知らずのうちにイライラとトンガリ気分が融けていった夜なのでした。そう、まるでマイナスイオン浴びたみたいに。やっぱり音楽万歳!ですね。reiさん、おつかれさまでした。
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by arly1970 | 2004-11-01 23:51 | 音楽


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